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3日大井競馬場(曇・良馬場)で行われた牝馬限定のダートグレード競走、第16回レディスプレリュード(JpnII・1800m)は、レース序盤は後方から4番手を進み、3コーナーで好位置まで進出した3番人気のアンデスクイーン(JRA)が、直線では先に抜け出した1番人気ファッショニスタ(JRA)との競り合いをアタマ差制し、1分53秒2の時計で重賞連勝を飾った。勝利騎手はJRAの戸崎圭太。2頭から離され、3馬身半差の3着にラビットラン(JRA)、先行して粘ったクレイジーアクセル(大井)がクビ差の4着、さらにクビ差遅れて5着にサラーブ(大井)が続いた。

勝ったアンデスクイーンは、父タートルボウル母レイナカスターニャ(その父キングカメハメハ)という血統で栗東・西園正都厩舎所属の5歳牝馬。通算成績は27戦7勝(うち地方2戦2勝)。

<レース後の関係者のコメント>
1着 アンデスクイーン(戸崎圭太騎手)
「重賞を連勝できて嬉しいです。内枠もあり、ある程度いい位置で、と思っていましたが、モタついてしまって、後ろになってしまいました。手応えは終始良く、追い出してからは反応してくれました。直線は差し切れる感じで伸びてくれました。先頭に立ってから遊ぶところがあって、差し返されそうになりましたが余裕はあったと思います。4回目の騎乗でしたが、使うごとに調子が良くなって、レースぶりも良くなっています。今後が楽しみです」

(西園正都調教師)
「ホッとしました。デキはブリーダーズゴールドカップに続いて、なお一層いい状態でした。レース前に話していたのと違う展開になってしまい、ヒヤッとしましたが、馬群に取り付いてからは安心して見ていられました。ハートの強い馬です。女の子ですがどこに行っても動じないところが長所です。この後はオーナーと相談しますが、JBCレディスクラシックは1400メートルですし、賞金を加算できたのでJBCクラシックという選択肢もあるかなと思います。馬名の通り、クイーンになってほしいですね」

2着 ファッショニスタ(大野拓弥騎手)
「以前に乗った時と比べて、馬にやる気が出てきました。集中力にムラがあるのですが、今日くらい集中して走ってくれるといいですね」

3着 ラビットラン(M.デムーロ騎手)
「頑張りました。久々の分か、ゲートでは駐立できていましたが、スタートが遅くなっていました。休み明けでしたし、何度か走っていれば違ったかもしれません。太い感じではなく、状態は今までで一番良かったと思います。よく頑張りました」

4着 クレイジーアクセル(吉原寛人騎手)
「頑張ってくれて良かったです。いつものギアは出してくれました」

5着 サラーブ(御神本訓史騎手)
「深いダートで少しずつ消耗していたかもしれません。展開はうまく行ったので、もう少し着順は良くなるかなと思っていたのですが......。転厩初戦としてはいい内容で走れていると思います。軽い走りをするので、南関東の深いダートは逃げようがない課題ですが、向き合っていくしかないと思います」

10着 プリンシアコメータ(岩田康誠騎手)
「気の悪いところを見せていて、進んで行きませんでした。追ってから嫌がってしまいました」

(取材:山本直)

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