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NAR地方競馬全国協会、JRA日本中央競馬会などが20日、3歳ダート3冠競走を中心とした2・3歳馬競走の体系整備について、以下の通り発表した。

<1>2・3歳馬競走の体系整備の概要
●3歳ダート3冠競走の創設
・羽田盃、東京ダービーを新たにダートグレード競走とし、JpnIに格付けする
・ジャパンダートダービーは競走名を変更し、10月上旬に移設
・羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートダービーを「3歳ダート3冠競走」と位置付け、以下の通り賞金額を大幅に増額し、併せて3冠ボーナスを設定する
○1着賞金額
・羽田盃 3000万→5000万
・東京ダービー 5000万→1億円
・ジャパンダートダービー 6000万→7000万
・3競走全てに優勝した馬を対象とし、3冠ボーナス8000万円を交付

●2・3歳短距離路線の整備
・兵庫チャンピオンシップを3歳短距離路線の頂点の競走として位置付け、競走距離を1870mから1400mへ変更
・2歳秋および3歳春に高額賞金の重賞級認定競走を新設し、各主催者・各ブロックにおける短距離競走の体系を整備する。
○1着賞金額
・兵庫チャンピオンシップ 3500万→4000万

<1> 体系整備の趣旨
2・3歳ダート競走については、地方競馬各地区のダービーを頂点とする競走体系が設定されているものの、全日本的な競走体系の整備には至っておらず、ダートグレード競走も2歳12月の全日本2歳優駿以降、3歳5月の兵庫チャンピオンシップまで実施がなく、芝を中心とした競走体系の中央競馬においても、6月のユニコーンSまで重賞競走の実施がないことから、ダート適性馬の目標となる競走が不足している状況となっている。
そこで、日本ダービーを中心として体系づけられている中央競馬の芝クラシック路線に倣い、東京ダービーを頂点とした3歳ダート3冠競走を創設し、中央・地方の所属を超えた全てのダート適性馬が覇を競う全日本的なダート3冠(クラシック)路線を構築する。

また、2・3歳の短距離路線についてもダート3冠(クラシック)路線の構築にあわせ、高額賞金の重賞級認定競走の新設や兵庫チャンピオンシップの距離変更などの競走体系整備を行う。今後、ダート競馬の競走体系を整備することにより、高い能力を持った馬が様々な適性に応じて活躍できる場を提供し、魅力ある競走を実施することで、ダート競馬の更なる振興を図り、ひいては日本競馬全体の発展に繋げていきたいと考えている。

<2> 開始時期
2歳馬競走:2023年から開始 
3歳馬競走:2024年から開始

(地方競馬全国協会発表リリースより)

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