「2020年度ロンジンワールドベストレースホースランキング(LWBRR)」がIFHA(国際競馬統括機関連盟)から発表された。これは2020年1月1日から12月31日までに出走した馬を対象としたもので、国際ハンデキャッパー会議において決定されたものとなっている。
レーティング115以上の252頭がランク付けされ、日本調教馬は36頭が掲載された。国別では、アメリカ(52頭)、オーストラリア(40頭)に次いで、イギリスと並ぶ第3位タイ。新型コロナウイルスの影響で中止されたレースがあったこともあり、掲載された頭数は2019年の296頭から少なくなった。
2020年のランキングトップはレーティング130を記録したガイヤースで、コロネーションカップ(G1)、エクリプスステークス(G1)、インターナショナルステークス(G1)の3レースをいずれも逃げ切っている。レーティングの対象となったのはインターナショナルステークスだったが、コロネーションカップのレーティング127も距離区分「L」のトップとなった。
第2位はブリーダーズカップクラシック(G1)を快勝したオーセンティックでレーティングは126だった。9月に延期されたケンタッキーダービー(G1)なども勝っていて、2020年のダートのトップとなっている。
第3位タイは、アデイブ、ビヴァーク、クラシックレジェンド、パレスピア、ペルシアンキング、ストラディバリウス、ティズザローの7頭で、レーティングは125だった。ビヴァークとクラシックレジェンドは距離区分「S」の、パレスピアとペルシアンキングは距離区分「M」の、ストラディバリウスは距離区分「E」の、それぞれトップとなっている。
日本調教馬のトップはジャパンカップ(GI)、ヴィクトリアマイル(GI)などを勝ったアーモンドアイと3冠馬コントレイルの2頭で、第10位タイ(レーティング124)だった。アーモンドアイはエネイブルなどを上回って2020年の牝馬のトップとなり、コントレイルはジャパンカップ2着が対象レースとなった。
その他の日本馬では、フィエールマンとグローリーヴェイズがレーティング123で第15位タイ、クロノジェネシスとグランアレグリアがレーティング121で第34位タイなどとなっている。
(JRA発表による)