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競走馬のセリ市「セレクトセール2018」の当歳セッションが10日、北海道・苫小牧市のノーザンホースパークで行われた。昨年より11頭多い231頭が上場し、落札されたのは205頭だった。落札率は88.7%となり、2年連続で過去最高を更新した。落札総額は82億5750万円(昨年は86億9250万円)、1頭平均価格は4028万円(昨年は4575万円)だった。

最高落札価格は上場番号400番・リアアントニアの2018(牡、父ディープインパクト)で、株式会社サトミホースカンパニーが2億9000万円で落札した。牝馬では上場番号477番・ウィラビーオーサムの2018(父ディープインパクト)で、スマイルクラブが1億500万円で落札した。

9日の1歳セッションと合わせての上場頭数は464頭、落札されたのは416頭、落札率は89.7%だった。また、落札総額は179億3200万円、1頭平均価格は4311万円だった。落札率、落札総額、1頭平均価格は、1歳・当歳セッションの2部制になった2006年以降の最高値となった。

吉田照哉氏は「昨年が驚異的な数字だったので、昨年を超えるか心配していましたが、活発に競っていただきました。落札者数が増えているのは、競りとして健全だったと思います。ディープインパクトの産駒だけが高いわけでなく、ほかの種牡馬からもいい馬が幅広く皆さんに探していただいたと思います。外国の方にも来ていただきましたが、あまり買えないくらいの状況でした。サクソンウォリアーなどがヨーロッパで走っていますが、日本の賞金体系や競馬の盛り上がりなどがすごく強いのだと思いました。最初にセレクトセールを始めた時のことを思えば、ここまでの規模になるとは思わなかったですね。(競りの中で)手を挙げる方もちょっと間を取っていたり、いろいろとテクニックを使う方が出てくるようになって、見ていても面白いですよね」とコメントした。

(金額は全て税抜き)

(取材:佐藤泉、山本直)

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