- 8月19日(月)「くろゆり賞(笠松)、ドリームカトラスが待望の重賞初制覇」ほか [全国競馬情報]
- 2013/08/19(月) 17:43
●● 重賞レースの結果 ●●
<16日(金)>
笠松競馬場(晴 良)で第42回くろゆり賞(ダート1600m、10頭立て)が行われた。
1番人気に支持された笠松のドリームカトラスが先手を奪って、内から迫った9番人気で笠松のエイシンダッシュに3/4馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分40秒9、勝利騎手は笠松の尾島徹。
8番人気で笠松のドリームスカイラブが3着に入り、伊藤強一厩舎のワンツースリー決着になった。2番人気で愛知のミヤジチョビは4着、3番人気で笠松のタッチデュールは7着に敗れた。
ドリームカトラスは父デュランダル、母ゴールドリーフ(母父ダイナガリバー)の牡6歳・鹿毛馬。2010年1月にJRAでデビューし、芝1600m前後を中心にオープンクラスまで進んだ。今年3月に笠松へ移籍すると、4戦目の東海クラウン(オープン)で初勝利を挙げた。前走サマーカップでは3着と敗れたが、移籍後6戦目のくろゆり賞で重賞初制覇となった。通算30戦7勝(中央24戦5勝)。
園田競馬場(晴 良)ではハンデ重賞の第45回摂津盃(ダート1700m、12頭立て)が行われた。
2周目向正面から先頭に立ったトップハンデ(58kg)で2番人気だったホクセツサンデーがそのまま押し切った。勝ちタイムは1分50秒4、勝利騎手は兵庫の永島太郎。
勝ち馬をマークした3番人気のシルクダイナスティがクビ差まで迫って2着。7馬身差の3着にハイパーフォルテ、1番人気のエーシンアガペーは5着に敗れた。
ホクセツサンデーは父スパイキュール、母グレースワン(母父タマモクロス)の牡5歳・芦毛馬。兵庫の田中範雄厩舎所属。2歳時から兵庫の重賞戦線で活躍しており、2012年10月の姫山菊花賞(園田)以来の重賞5勝目を飾った。通算29戦14勝。
<17日(土)>
盛岡競馬場(曇 芝:良)で第36回桂樹杯(芝1600m、12頭立て)が行われた。
4コーナー手前で先頭に立った3番人気のマイネルファルケが、内から並びかけた1番人気のハカタドンタクの追撃をアタマ差振り切って優勝。勝ちタイムは1分38秒2。勝利騎手は岩手の関本淳。
3着争いが混戦となり、10歳馬のスーパーワシントンが3着に入った。2番人気のロッソコルサはハナ差の4着、さらにハナ差の5着にヴェリイブライトが続いた。
マイネルファルケは父ムタファーウエク、母ビンゴハナコ(母父パークリージェント)の牡8歳・鹿毛馬。岩手の板垣吉則厩舎所属。2007年にJRAデビュー。芝のマイルを中心に活躍し、2009年のマイルチャンピオンシップ(GI)では2着に入った。その後、今年3月に南関東へ移籍したが5戦未勝利で岩手へ移籍。移籍初戦となったこのレースで1年半ぶりの勝利を挙げた。通算42戦7勝(中央36戦6勝)で重賞初制覇。
<18日(日)>
盛岡競馬場(曇 芝:良)でJRA認定の2歳重賞・第14回若鮎賞(芝1600m、9頭立て)が行われた。
先団の後ろで内ラチ沿いからレースを進めた4番人気のターントゥタイドが直線で外に持ち出すと、残り100mで逃げたミスノブタを交わして優勝。勝ちタイムは1分40秒5、勝利騎手は岩手の小林俊彦。
逃げたミスノブタが粘り込んで2着。4コーナーで一旦は後退した3番人気のライズラインがゴール前で盛り返して3着。2番人気のランデックキングは5着、1番人気のラブバレットは6着に敗れた。
ターントゥタイドは父ブラックタイド、母クイックリプライ(母父Pulpit)の牝2歳・鹿毛馬。岩手の村上実厩舎所属。6月のデビュー戦を4馬身差、7月の2戦目を5馬身差で圧勝しており、無傷の3連勝で重賞初制覇となった。
●● 大井競馬場、2016年に新スタンドを設置へ ●●
大井競馬場の所有者である東京都競馬株式会社が、大井競馬場の2・3号スタンドを取り壊し、新スタンドを設置することを決めた。15日(木)、TCK特別区競馬組合が発表した。
今回リニューアルされる2・3号スタンドは、4つあるスタンドのうち中央にある2つで、このスタンドを1棟に集約させ、新スタンドを設置する。
大井競馬場の安全性の向上を図り、快適なスタンドや観覧エリアの整備を進め、さらにホスピタリティにあふれた競馬場へと生まれ変わるため、東京都競馬株式会社と特別区競馬組合が協議して進めていく。
<リニューアルの概要>
撤去施設:2号・3号スタンド
設置施設:新スタンド1棟、ナイター照明塔、周辺整備ほか
建物延床面積:約5000平方メートル
建物構造:鉄骨造 地上3階建て
完了予定:平成28年(2016年)10月
概算工事金額:約30億円
新しいスタンドの詳細などについては、決まり次第あらためて発表される。
(TCK特別区競馬組合のリリースによる)
●● 藤原幹生騎手(笠松)、地方競馬通算400勝を達成 ●●
15日(木)の笠松競馬7レースでアイファーストークが勝ち、藤原幹生騎手(笠松)が地方競馬通算400勝を達成した。26日(月)の笠松競馬7レース終了後、場内ウイナーズサークルで達成記念セレモニーを行う。
藤原騎手は、1981年生まれで静岡県出身の32歳。町野良厩舎所属。2001年4月1日に初騎乗してから6945戦目での記録達成となった。
藤原騎手のコメント「400勝達成できて嬉しいです。正直、意識してなかった数字ですが、ここ最近、また一段とマッチョになった肉体が良い結果につながっているのだと思います(笑)ファンの皆様に、僕の引き締まった肉体に会いに、是非とも競馬場に来てほしいです(笑)最後になりましたが、馬主さんや調教師さん、厩舎関係者の皆さんに感謝して、一鞍一鞍大切に騎乗していきたいと思います」
(笠松競馬のリリースによる)
●● 各地の2歳戦の勝馬 ●●
<16日(金)>
・盛岡競馬場(晴 ダート:良)
1レース(ダート1200m、8頭立て)はダンシングカラー産駒のステージアート(齋藤雄一騎手)が1分14秒9で勝利。3戦1勝。
2レース(ダート1200m、10頭立て)はモリノワカバ(高松亮騎手)が1分15秒0で勝利。スパイキュール産駒で2戦1勝。
・大井競馬場(晴 良)
1レースの新馬戦(ダート1200m、9頭立て)はマンハッタンカフェ産駒のグランドバリュー(森泰斗騎手)が1分16秒4で勝利。
2レースの新馬戦(ダート1400m、9頭立て)はブラックタイド産駒のブライドルレザー(柏木健宏騎手)が1分30秒6で勝利。
・笠松競馬場(晴 良)
1レースの4組(ダート800m、8頭立て)は初出走だったサウスヴィグラス産駒のメモリーグラス(向山牧騎手)が49秒2で勝利。
2レースの3組(ダート1400m、8頭立て)はマルヨファンタス(尾島徹騎手)が1分33秒4で勝利。ファンタスティックライト産駒で5戦1勝。
3レースの2組(ダート1400m、8頭立て)はサンジョ(東川公則騎手)が1分30秒6で勝利。ファスリエフ産駒で3戦1勝。
4レースの1組(ダート1400m、8頭立て)はパドドゥ(尾島徹騎手)が1分30秒6で勝利。スクリーンヒーロー産駒で4戦4勝。
<17日(土)>
・盛岡競馬場(曇 芝:良)
2レースのファーストステップ(新馬戦、芝1000m、5頭立て)はジャイアントレッカー産駒のジャイアントスター(村上忍騎手)が59秒9で勝利。