11月5日(火)「JBC(金沢)、史上初のJpnI1日3競走で盛況」ほか [全国競馬情報]
2013/11/05(火) 18:27
●● JBC(金沢)、史上初のJpnI1日3競走で盛況 ●●

 4日(振月)、金沢競馬場(曇、不良)で第13回JBCが行われた。今年はこれまでJpnIに格付けされていたクラシック、スプリントに加え、レディスクラシックも新たにJpnI競走となり、史上初めて1日にJpnIが3つ行われた。

 この日の金沢競馬は1日あたりの売得金が24億9749万6300円となり、これまでの金沢競馬場の記録だった8億6365万4400円(1991年12月15日)を大きく上回り、金沢競馬場のレコードとなった。また、メインレースだったJBCクラシックの売得金は10億1653万1100円で、1競走あたりの売得金として金沢競馬場の記録を更新した。

○○ JBCクラシックはホッコータルマエがレコードで逃げ切る ○○

 今年のJBCクラシック(JpnI)は2100mで行われ、12頭が出走した。

 好スタートを切ったサイモンロード(愛知)を内から交わして先手を奪った1番人気のホッコータルマエ(JRA)が、マイペースの逃げを打った。これをサイモンロード、2番人気のワンダーアキュート(JRA)が追走し、5番人気のソリタリーキング(JRA)が内の4番手、ドリームマジシャン(笠松)、3番人気のクリソライト(JRA)、4番人気のハタノヴァンクール(JRA)が中団に続いた。

 2周目の向正面からホッコータルマエがペースアップすると、ワンダーアキュート、ソリタリーキングが追走するも、後続は引き離される。直線に入ってもう1度伸びたホッコータルマエが、一杯になったワンダーアキュートを突き放して2馬身差の快勝。勝ちタイムは2分12秒6のコースレコード。これまでは1999年10月11日のマチカネワラウカドが記録した2分12秒9で、0秒3上回っての記録更新となった。

 直線で突き放されたワンダーアキュートが2着に粘り、最後に差を詰めたソリタリーキングは2着にハナ差届かず3着。地元金沢のジャングルスマイルは上位3頭から大きく離されたものの、後方から猛然と追い込みクリソライトをクビ差交わして4着を確保。ハタノヴァンクールは3コーナー手前から失速して11着と敗れた。

 勝ったホッコータルマエは父キングカメハメハ、母マダムチェロキー(母父Cherokee Run)の牡4歳・鹿毛。JRA栗東の西浦勝一厩舎所属。2012年8月のレパードS(GIII)で初重賞制覇。その後はジャパンカップダート(GI)で3着となるなど惜敗が続いていたが、今年2月の佐賀記念(JpnIII)からは5連勝。かしわ記念、帝王賞とJpnIを連覇した。前走マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)ではエスポワールシチーの逃げ切りを許して2着に敗れたが、このJBCクラシックで雪辱を果たし、これでJpnIは3勝目となった。通算20戦10勝(中央13戦5勝)。

○○ JBCスプリントはエスポワールシチーが好位から抜け出しJpnI連覇 ○○

 今年のJBCスプリント(JpnI)は1400mで行われ、12頭が出走した。

 レースはセイントメモリー(大井)が逃げ、3番人気のセイクリムズン(JRA)が2番手につけた。1番人気だったエスポワールシチー(JRA)は外の3番手からレースを進め、この直後を2番人気のタイセイレジェンド(JRA)、4番人気のテスタマッタ(JRA)が追走した。初めてのダート戦だったドリームバレンチノ(JRA)はスタートで後方に置かれたものの、向正面から進出を開始し、3コーナーでは先行集団の後ろに取りついた。

 3コーナー過ぎで各馬の騎手が激しく手を動かす中、馬なりで先頭に並びかけたエスポワールシチーが4コーナーで先頭に立つと抜け出して1馬身1/2差の快勝。勝ちタイムは1分27秒1、勝利騎手はJRAの後藤浩輝。

 向正面では外を通っていたドリームバレンチノが、4コーナーでは最内に進路を変えて直線は抜群の伸びを見せて2着。1/2馬身差の3着にセイクリムズン、テスタマッタが4着、逃げたセイントメモリーは5着。タイセイレジェンドは3コーナーから後退して7着に敗れた。

 勝ったエスポワールシチーは父ゴールドアリュール、母エミネントシチー(母父ブライアンズタイム)の牡8歳・栗毛。JRA栗東の安達昭夫厩舎所属。これまでかしわ記念(2009年、2010年、2012年)と、マイルチャンピオンシップ南部杯(2009年、2012年、2013年)をそれぞれ3回優勝し、さらにジャパンカップダート(2009年)、フェブラリーS(2010年)も勝っていたが、JBCはこれが初めての出走で初制覇となり、GI・JpnI合計で9勝目。通算38戦17勝(中央24戦9勝)。


○○ JBCレディスクラシックはメーデイアが交流重賞無傷の5連勝でJpnI初制覇 ○○

 今年のJBCレディスクラシック(JpnI)は1500mで行われ、12頭が出走した。

 迷わず主導権を握ったトシキャンディ(JRA)が速いピッチで逃げ、1番人気のメーデイア(JRA)はスタートでダッシュがつかなかったものの、1コーナーで2番手を確保。これをアクティビューティ(JRA)、2番人気のサマリーズ(JRA)、3番人気のキモンレッド(JRA)が追走し、先行集団5頭はすべてJRA勢だった。

 3コーナーを過ぎたところでメーデイアがトシキャンディに並びかけ、4コーナーで先頭に立つと後続を突き放して3馬身差の快勝。

 メーデイアを追って仕掛けたアクティビューティが2着に入り、キモンレッドが2馬身差の3着。逃げたトシキャンディは4着で、サマリーズは11着に敗れた。地方馬最先着は5着に入ったピッチシフター(愛知)だった。

 勝ったメーデイアは父キングヘイロー、母ウィッチフルシンキング(母父Load Avie)の牝5歳・鹿毛。JRA栗東の笹田和秀厩舎所属。今年1月のTCK女王盃(JpnIII)、4月のマリーンカップ(JpnIII)、7月のスパーキングレディーカップ(JpnIII)、10月のレディスプレリュード(JpnII)と交流重賞ではこれまで負けておらず、今回の勝利で交流重賞5連勝、JpnIは初勝利。通算17戦9勝(中央12戦4勝)。


●● 重賞レースの結果 ●●

<2日(土)>
 高知競馬場では第9回黒潮マイルチャンピオンシップ(1600m)が行われた。
 逃げたヒロカミヒメを4コーナーで捉えたトニフィカーレが、盛り返してきたヒロカミヒメとの叩き合いを制して優勝した。勝利騎手は高知の下村瑠衣。
 トニフィカーレは父スペシャルウィーク、母ヴァージニーの牝4歳・黒鹿毛。高知の那俄性哲也厩舎所属。2011年9月にJRAでデビューし、福山を経て、今年4月に高知へ転入。
 那俄性調教師は「本当は3着くらいにはなれるかなと思っていたんですが、内枠で重い馬場だったので、この馬にとっては良い条件でした。ずるいところがあるのを、(以前騎乗した)赤岡騎手が走る気にさせてくれたので感謝しています。それと福山時代から応援してくれている方々や、周りの方のお蔭ですね。(今回騎乗した)下村騎手は負けたくないという気持ちを持っているので、徐々に上手くなってくれればと思います」と話した。
 また下村騎手はトニフィカーレについて「以前、私が乗せていただいていたんですけど、2着ばかりで勝てなくて。でも赤岡騎手が騎乗したら勝っていて。自分が調教しているのにと情けなくて悔しかったので、今回はとても嬉しいです。でも赤岡騎手がこの子を走りたい気持ちにさせてくれている時に乗せていただいて、内枠、馬場状態、距離とこの馬に良い条件だったし、馬の気合いに任せて勝ったので、自分が勝って良いのかとちょっと思いました」と話した。
 そしてヒロカミヒメに騎乗した別府真衣騎手と叩き合ったことについては「女性騎手として大先輩ですし負けたくないと一生懸命でした。今日はみんなにかわいがってもらって応援してもらって勝てました。これからも一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします」というコメントを残した。
(高知競馬のリリースによる)

<3日(日)>
 帯広競馬場(晴、馬場水分1.9%)で第38回ばんえい菊花賞(3歳、9頭立て)が行われた。
 一団で第2障害を降りての大接戦から先に抜け出したクインフェスタと、ほぼ並んでいた3番人気のセイコークインがゴール前で急停止。3頭並んだ中、わずかに遅れていた1番人気のコウシュハウンカイが最後にひと伸びして優勝。勝ちタイムは1分49秒0、勝利騎手は藤本匠。
 3頭を追っていたオレノココロが2着に入り、セイコークインが3着、クインフェスタは4着に敗れた。2番人気のコウシュハクィーンは7着。
 コウシュハウンカイは父ウンカイ、母タカラドーベル(母父カゲオー)の牡3歳・鹿毛。通算43戦14勝で、重賞初制覇。

 盛岡競馬場(小雨、ダート:良)で第4回知床賞(JRA認定2歳戦、11頭立て、ダート1400m)が行われた。
 離れた3番手から前を追ったゴオリイ(北海道)が直線で抜け出すと、差を詰めてきた1番人気のワイルドソウル(北海道)を1/2馬身差退けて優勝。ゴオリイ、ワイルドソウルともに林和弘調教師の管理馬で、ワンツーフィニッシュとなった。ゴオリイの勝ちタイムは1分26秒9、勝利騎手は岩手の村上忍。
 逃げたリメンバーキング(岩手)が3着に粘り込み、3番人気のドラゴンライダー(北海道)は5着、2番人気のアベニンレジーナ(北海道)は10着に敗れた。
 勝ったゴオリイは父サウスヴィグラス、母ゴーバンズ(母父フレンチデピュティ)の牡2歳・栗毛。門別の1000m戦でこれまで2勝を挙げており、今回は1400m戦、重賞ともに初めてだったが勝利を収めた。通算7戦3勝。

<4日(振月)>
 JBCデーの金沢競馬場(曇、不良)では、最終レースに2歳重賞の百万石ジュニアカップ(1500m、12頭立て)が行われた。
 向正面で中団後ろから外を通って進出を開始した1番人気のイグレシアスが、直線半ばで2番人気のフューチャースターを交わして抜けだすと1馬身1/2差をつけて快勝。勝ちタイムは1分37秒8、勝利騎手は吉原寛人。
 3番手から4コーナー手前で先頭に立ったフューチャースターは直線で伸びを欠き、ゴール前で3番人気のアキレウスがこれを交わして2着に上がった。フューチャースターは3着。
 勝ったイグレシアスは父タイムパラドックス、母ナトリフレンド(母父オペラハウス)の牝2歳・鹿毛。金沢の中川雅之厩舎所属。門別で8月にデビューする予定だったが出走を取り消して、9月に金沢へ移籍。デビューから無傷の3連勝で、重賞初制覇を飾った。


●● 西川敏弘騎手(高知)、地方競馬通算2500勝達成 ●●

 2日の高知競馬7レースでラポールが勝ち、騎乗していた西川敏弘騎手が地方競馬通算2500勝を達成した。
 西川騎手は1987年4月にデビューし、2010年12月19日には2243勝目を挙げて高知競馬の記録を更新、現在も記録を伸ばしている。
 西川騎手のコメント「(2500勝達成について)本当によかったです。今まで一生懸命乗ってきました。若い騎手に負けないよう、これからも頑張ります」


●● 2歳戦の結果 ●●

<1日(金)>
・船橋競馬場(晴、良)
 1レースのユーカリデビュー(新馬戦、1000m、6頭立て)はゼンノロブロイ産駒のフラムスティード(御神本訓史騎手)が1分02秒2で勝利。

・名古屋競馬場(晴、良)
 1レースの5組(800m、8頭立て)はエイシンデピュティ産駒のビュティファスト(木之前葵騎手)が51秒8で勝利。9戦目で初勝利。
 2レースの4組(1400m、8頭立て)はファンタスティックライト産駒のトーホウボンバー(安部幸夫騎手)が1分31秒2で勝利。3戦1勝。
 3レースの3組(牝馬限定、1400m、9頭立て)はサウスヴィグラス産駒のワイドアミーゴ(丸山真一騎手)が1分31秒0で勝利。5戦目で初勝利。

・園田競馬場(晴、良)
 4レースの四組(1400m、12頭立て)はエイシンデピュティ産駒のビュテフルマガディ(田野豊三騎手)が1分32秒8で勝利。通算7戦1勝。

<2日(土)>
・盛岡競馬場(晴、芝:良)
 5レースのJRA認定フューチャーステップ(芝1600m、8頭立て)はリュウノテイオー(菅原俊吏騎手)とターントゥタイド(村上忍騎手)の2頭が1着同着。勝ちタイムは1分41秒3。リュウノテイオーはスズカマンボ産駒で6戦2勝、ターントゥタイドはブラックタイド産駒で5戦4勝。

<3日(日)>
・高知競馬場(曇、稍重)
 2レース(800m、8頭立て)はジョートップレディ(石本純也騎手)が51秒8で勝利。サクラバクシンオー産駒で6戦1勝。

・佐賀競馬場(雨、稍重)
 6レースの2組(1400m、10頭立て)はコスモレグノ(鮫島克也騎手)が1分33秒9で勝利。テレグノシス産駒で5戦1勝。

<4日(振月)>
・盛岡競馬場(晴、ダート:良)
 1レースのB2(ダート1400m、7頭立て)はドクトルモレ(菅原辰徳騎手)が1分30秒1で勝利。ヴィクトリー産駒で11戦1勝。
 2レースのB1(ダート1400m、10頭立て)はヒライズミナンバー(高橋悠里騎手)が1分30秒0で勝利。シニスターミニスター産駒で9戦2勝。

・大井競馬場(曇、不良)
 1レースの新馬戦(1400m、8頭立て)はブラックタイド産駒のサイアンティズム(森泰斗騎手)が1分29秒8で勝利。
 2レースの新馬戦(1600m、6頭立て)はワイルドラッシュ産駒のメティエダール(的場文男騎手)が1分46秒4で勝利。
 3レースの銀座特別(20万円以下、1000m、14頭立て)はワイエスマックス(今野忠成騎手)が1分02秒4で勝利。マイネルラヴ産駒で2戦1勝。
 4レースの神田特別(20万円以下、1200m、14頭立て)はハシビロコウ(和田譲治騎手)が1分17秒2で勝利。アドマイヤマックス産駒で4戦1勝。
 10レースのとき特別(JRA指定競走、選抜戦、1600m、15頭立て)はシャークファング(森泰斗騎手)が1分44秒2で勝利。パイロ産駒で6戦2勝。

<5日(火)>
・金沢競馬場(晴、重)
 1レースの6組(900m、8頭立て)はナスヤマザクラ(畑中信司騎手)が56秒8で勝利。アグネスデジタル産駒でデビュー戦だった。
 2レースの5組(1400m、9頭立て)はヴィゴレット(寺地誠一騎手)が1分34秒0で勝利。アドマイヤマックス産駒で5戦1勝。
 3レースの枇杷賞(4組以下牝馬限定戦、1400m、10頭立て)はイツモアンヤトー(松戸政也騎手)が1分34秒7で勝利。リンカーン産駒で5戦1勝。
 4レースの3組(1500m、10頭立て)はノースリヤン(畑中信司騎手)が1分40秒9で勝利。サイレントディール産駒で8戦1勝。
 5レースの2組(1500m、8頭立て)はスイートラブコン(松戸政也騎手)が1分39秒4で勝利。メイショウボーラー産駒で9戦2勝。