11月4日(火)「第14回JBC、岩手競馬史上最高の売上げを記録して閉幕」ほか [全国競馬情報]
2014/11/04(火) 20:39
●● 第14回JBC競走の結果 ●●

 3日(祝月)、盛岡競馬場(曇、ダート:重)で第14回JBC競走が行われた。レディスクラシック、スプリント、クラシックのダートグレード3競走に加え、地元重賞2鞍も行われ、この日の総発売額は29億3335万1100円、JBCクラシックで売り上げた1レースとしての発売額11億8296万3400円は、ともに岩手競馬のレコードとなった。レース結果は以下のとおり。

【JBCレディスクラシック(盛岡)】~サンビスタが抜け出して優勝

 第4回JBCレディスクラシック(JpnI、ダート1800m、16頭立て)は、2番人気に推されたサンビスタ(JRA)が従来の記録を1秒4短縮する1分49秒3のレコードで快勝。新女王の座に就いた。

 5番人気だった最内1番ゲートのコーリンベリー(JRA)がゲート内で座り込み、ファンファーレの生演奏と枠入りがやり直しになるハプニングがあったJBCレディスクラシック。好ダッシュを見せたのはコーリンベリーと4番人気のブルーチッパー(JRA)の2頭。内枠だったコーリンベリーが先手を主張して、向正面へ。ブルーチッパー、コウギョウデジタル(岩手)が逃げ馬をマーク。アクティビューティ(JRA)、サンビスタ(JRA)、マイネエレーナ(浦和)、1番人気のワイルドフラッパー(JRA)までが好位、3番人気のトロワボヌール(JRA)は中団を追走した。

 4コーナーの出口でブルーチッパーが先頭に立つと、ワイルドフラッパーが直線半ばで交わしに出る。さらに、残り150mでサンビスタが並びかけ、100mを切るあたりでサンビスタが抜け出してそのままゴールへ。中団から伸びたトロワボヌールがゴール前で2着に上がり、ワイルドフラッパーは3着で、上位人気3頭の決着となった。ブルーチッパーは5着、コーリンベリーは9着。地方勢の最先着はマイネエレーナの6着、地元の岩手勢ではカミノマーチが10着に入った。

 サンビスタは父スズカマンボ、母ホワイトカーニバル(母父ミシル)の5歳牝馬・黒鹿毛。JRA栗東・角居勝彦厩舎の管理馬。今年8月のブリーダーズゴールドカップ(JpnII)でワイルドフラッパーを退け、2度目の交流重賞挑戦で初制覇。前哨戦だったレディスプレリュード(JpnII)ではワイルドフラッパーに敗れていたが、このJBCレディスクラシックで初JpnI制覇を飾った。通算18戦7勝(中央14戦5勝)。

 レース後のコメント(岩手県競馬組合のリリースによる)
 1着 サンビスタ(岩田康誠騎手)
「前に何頭かいる流れはレディスプレリュードと同じで、理想的なポジションを取れました。ワイルドフラッパーが動いたのを見て仕掛けたらいい感じで伸びてくれました。状態も良かったですし、馬場もまったく苦にしませんでした。自分ができることは競馬で勝って喜んでもらえることです。これからも東北にできるだけ足を運びたいと思っています」
 2着 トロワボヌール(田中勝春騎手)
「残念でしたけど、頑張って走ってくれました。これからもっと力をつけていくと思いますし、流れ一つで勝利できるチャンスもあるでしょう」
 3着 ワイルドフラッパー(蛯名正義騎手)
「スタートでつまずいたのが痛かったです。自分から追いかける形になり、相手のペースで競馬が進み、流れが厳しくなりました」

【JBCスプリント(盛岡)】~ドリームバレンチノ、初ダート挑戦から1年で頂点へ

 第14回JBCスプリント(JpnI、ダート1200m、16頭立て)は、2番人気のドリームバレンチノ(JRA)が初のJpnI制覇を飾った。

 ダッシュ良く先手を奪った5番人気のタイセイレジェンド(JRA)が逃げ、初のダート挑戦となった3番人気のコパノリチャード(JRA)、サトノタイガー(浦和)、エスワンプリンス(佐賀)、ランドオウジ(岩手)、1番人気のノーザンリバー(JRA)、ドリームバレンチノ、ティアップワイルド(JRA)が好位、4番人気のセイクリムズン(JRA)は中団につけた。

 4コーナーではタイセイレジェンドにサトノタイガーとドリームバレンチノが接近、3頭が広がって直線に入った。3頭の叩き合いはゴールまで続き、最後にクビ差前に出たドリームバレンチノが優勝のゴール。勝ちタイムは1分09秒0、騎乗していた岩田康誠騎手はJBCレディスクラシックに続いて連勝を飾った。サトノタイガーが2着に健闘し地方馬として最先着、タイセイレジェンドが3着に粘り、中団から迫ったセイクリムズンが4着、ノーザンリバーは伸びを欠いて5着に敗れた。地元のランドオウジは10着だった。

 ドリームバレンチノは父ロージズインメイ、母コスモヴァレンチ(母父マイネルラヴ)の7歳牡馬・青毛。JRA栗東・加用正厩舎所属。2013年のJBCスプリント(JpnI、金沢)で初めてダートに挑戦して2着と好走、年末の兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII、園田)で初重賞制覇。このJBCスプリントまで地方競馬で5戦2勝、2着3回とパーフェクト連対を続けている。通算37戦11勝(中央32戦9勝)、重賞2勝目。

 レース後のコメント(岩手県競馬組合のリリースによる)
 1着 ドリームバレンチノ(岩田康誠騎手)
「好スタートを切れました。馬場が湿っていたので強気のレースをしました。4角先頭のイメージで行って直線はいい併せ馬の形になったのも良かったです。芝ダートを問わないですし、年齢もまったく感じさせません」
 2着 サトノタイガー(吉原寛人騎手)
「好位置をキープできて理想的な競馬ができました。後ろがごちゃついていたのでなおさらでした。うまく流れに乗れて4コーナーで一瞬いい夢を見ましたが、勝ち馬が一枚上でした」
 3着 タイセイレジェンド(福永祐一騎手)
「返し馬で少し重く感じました。まだ本物のデキではないと思いますが、57キロだとさすがGIホース。力がありますね」

【JBCクラシック(盛岡)】~コパノリッキーが逃げ切ってレコード勝ち

 3日(祝月)、盛岡競馬場(曇、ダート:重)で第14回JBCクラシック(JpnI、ダート2000m、16頭立て)が行われ、3番人気のコパノリッキーが逃げ切って優勝。今年7月に更新されたばかりのコースレコードを1秒1短縮する2分00秒8のタイムで駆け抜けた。

 外から先手を奪ったコパノリッキーを、5番人気のベストウォーリア(JRA)、4番人気のホッコータルマエ(JRA)、1番人気のクリソライト(JRA)が追走。2番人気のワンダーアキュート(JRA)、ファイアーフロート(高知)は好位の後ろにつけた。
 直線に向くとコパノリッキーが後続のベストウォーリア、ホッコータルマエを振り切って突き放す。ゴール前で差を詰めにかかるワンダーアキュート、クリソライトを寄せ付けることなく、コパノリッキーが逃げ切って優勝。外から伸びたクリソライトが3馬身差の2着、最内を突いたワンダーアキュートがクビ差の3着。4着にホッコータルマエ、5着にベストウォーリア、地方勢では地元岩手のナムラタイタンが6着に入った。

 コパノリッキーは父ゴールドアリュール、母コパノニキータ(母父ティンバーカントリー)の4歳牡馬・栗毛。JRA栗東の村山明厩舎所属。3歳時に兵庫チャンピオンシップ(JpnII)を制して重賞初制覇。その後は2戦して10、9着と敗れたが、4歳を迎えた今年、フェブラリーステークス(GI)を最低人気で制した。さらにかしわ記念(JpnI)も勝って素質が開花。このJBCクラシックで、GIとJpnIを合わせて3勝目、重賞4勝目を挙げた。通算12戦7勝(中央8戦4勝)。

 レース後のコメント(岩手県競馬組合のリリースによる)
 1着 コパノリッキー(田辺裕信騎手)
「これといった逃げ馬がいなかったので、どれだけ引きつけて脚を貯められるかでした。後ろから迫られると掛かるところありますからね。帝王賞よりも感じよく走っていましたし、直線でもここまで伸びて勝ってくれたら今後もとても楽しみです」
(村山明調教師)
「気のいいタイプですからマイルがベストかなと思っていましたが、ジョッキーがうまく乗ってくれました。当初、南部杯を使う予定もありましたが、夏負けの影響が心配だったので目標をJBCへ切り替えました。今日はレコードが出そうな予感がありましたが、改めて潜在能力の高い馬だと思いましたし、もっと強くなれます。次走はチャンピオンズカップを目指します」
 2着 クリソライト(C.ルメール騎手)
「1コーナーで外を回って掛かり気味になってリラックスするまで少し時間がかかりました。反応も良かったですが、この着差は折り合いを欠いた分だと思います」
 3着 ワンダーアキュート(武豊騎手)
「展開は予定どおりでしたが、前が止まらなかったです。今日は反応ももう一つでしたね」

■ 岩手競馬管理者のコメント(岩手県競馬組合のリリースによる)
「岩手県競馬組合設立50周年の節目の年に、盛岡競馬場において記念すべきJBC競走を盛大に開催することができました。これもひとえに関係者の御支援、御協力の賜物と深く感謝いたします。
 また、本日は、全国各地から多くのファンの皆様に御来場いただくとともに、IPATをはじめとしたインターネット発売などでの御購入により、岩手競馬始まって以来の最高の発売額となりました。東日本大震災から3年7か月余りが経過しましたが、本日のレースを通して、岩手競馬の震災からの復興の姿をお見せすることができ、感謝の念に堪えません。
 岩手競馬を応援してくださる全国のファンの皆様に改めて厚く御礼を申し上げるとともに、引き続き御愛顧いただきますようお願いいたします」

●● 重賞レースの結果 ●●

<11月1日(土)>
 佐賀競馬場(雨、良)で第1回英彦山賞(1400m、11頭立て)が行われた。
 好位から伸びた5番人気のマイネルプレジャー、2番人気のドントタッチミー、3番人気のシゲルオウミの叩き合いとなり、マイネルプレジャーがクビ差先着して勝利をつかんだ。勝ちタイムは1分29秒2、勝利騎手は石川慎将。
 ドントタッチミーが2着、シゲルオウミが3着、1番人気のシキセイセイは7着だった。
 マイネルプレジャーは父デュランダル、母ヴォルピア(母父Ski Champ)の牡5歳・鹿毛。2012年の福山王冠(福山)以来、1年11ヶ月ぶりの重賞制覇を飾った。通算45戦7勝(中央12戦0勝)。

<11月2日(日)>
 帯広競馬場(曇、馬場水分3.5%)で3歳による第39回ばんえい菊花賞(200m、10頭立て)が行われた。
 1番人気のハクタイホウがあっさりと第2障害を通過すると、最後は迫った3番任期のキサラキクを振り切っての重賞制覇。勝ちタイムは1分37秒9、勝利騎手は赤塚健仁。
 キサラキクが2着、3着に7番人気のカイシンゲキ、2番人気のアサヒメイゲツは4着に敗れた。

 金沢競馬場(曇、不良)で第62回北國王冠(2600m、10頭立て)が行われた。
 逃げたジャングルスマイルに、2周目向こう正面でケージーキンカメが並びかけ、並んだまま直線へ。ゴール前で1馬身抜け出したケージーキンカメが勝利。勝ちタイムは2分51秒0、勝利騎手は青柳正義。
 4番人気のマイネルリボーンが3着、3番人気のセイカアレグロは6着だった。
 ケージーキンカメは父キングカメハメハ、母ケージーワンモア(母父フジキセキ)の牡3歳・黒鹿毛。今年は金沢代表として、6月に名古屋で東海ダービーを制覇。その後は3連敗を喫したが、9月のサラブレッド大賞典で勝ち、この北國王冠で古馬との初対戦も制した。通算17戦8勝(中央5戦0勝)、重賞3勝目。

<11月3日(月)>
 盛岡競馬場(曇、芝:重、ダート:重)で岩手3歳クラシックの2冠目、第46回不来方賞(ダート2000m、12頭立て)が行われた。
 直線で先に抜け出した1番人気のライズラインが、6番人気のリュウノワンの猛追をハナ差退けて優勝。勝ちタイムは2分05秒9、勝利騎手は村上忍。
 ハナ差の2着にリュウノワン、3着に7番人気のマンボプリンス、3番人気のオールドバルディーは7着、2番人気のバイザスターンは12着に敗れた。
 ライズラインは父スクリーンヒーロー、母イージーラヴァー(母父Alwasmi)の牡3歳・鹿毛。春のシーズン開幕から、岩手の重賞では負けなしの4連勝中。通算14戦7勝、重賞6勝目。
 レース後のコメント(岩手県競馬組合のリリースによる)
 1着 ライズライン(村上忍騎手)
「前に馬がいて行きたがっていたけど、流れが速かったのは分かっていました。さすがに最後は苦しそうでしたし、向こうの方が脚色は良かったが、何とかしのいでくれました。勝ってダービーグランプリへ行くのと負けて行くのは大違い。その意味でも今回の勝利は貴重でした。休み明けを叩かれて調子は確実に上がっていました。この状態をキープして三冠目のダービーグランプリに臨みたいと思っています」
 また、古馬の芝重賞・秋嶺賞(芝1700m、13頭立て)も行われた。
 掛かり気味に逃げた1番人気のシルクアーネストが、直線に入ると後続を突き放し、ゴール前で迫ろうとした3番人気のソールデスタンを2馬身1/2差退けての優勝。勝ちタイムは1分47秒6、勝利騎手は坂口裕一。
 3着に4番人気のダイワスペシャル、2番人気のダブルスパークは5着だった。
 シルクアーネストは父グラスワンダー、母ティアドロップス(母父サンデーサイレンス)の牡7歳・栗毛。JRAの芝オープン戦線で活躍した後、今年9月に岩手へ移籍。初戦のOROカップ(盛岡)に続き、芝の重賞2連覇。通算48戦8勝(中央46戦6勝)。

<11月4日(火)>
 金沢競馬場(晴、不良)で第16回兼六園ジュニアカップ(2歳、1500m、11頭立て)が行われた。
 好位につけた3番人気のアロマベールがゴール前で4番人気のハッピールミエールを交わして優勝。勝ちタイムは1分36秒0、勝利騎手は平瀬城久。
 3着に1番人気のエムザックサンダー、2番人気のエムティサラは8着。
 アロマベールは父オンファイア、母アロマジュエリー(母父グラスワンダー)の2歳牡馬・黒鹿毛。北海道からの移籍初戦で重賞制覇を決めた。通算12戦2勝。

●● JRAとの交流戦の結果 ●●

<11月4日(火)>
・川崎競馬場(晴、良)
 9レースのノベンバースター賞(JRA3歳以上500万下・南関東B2B3、1600m、12頭立て)は船橋のロイヤルトリニティ(御神本訓史騎手)が1分42秒8で勝利。通算13戦6勝。

●● 各地の2歳戦の結果 ●●

<11月1日(土)>
・盛岡競馬場(小雨、芝:良)
 5レースのフューチャーステップ(JRA認定、芝1600m)はスペクトル(山本政聡騎手)が1分39秒7で勝利。スニッツェル産駒で5戦2勝。
・佐賀競馬場(雨、良)
 3レースの2歳4組(1300m、7頭立て)はテイエムクロウサギ(山口勲騎手)が1分25秒5で勝利。ブラックタイド産駒で6戦1勝。

<11月2日(日)>
・盛岡競馬場(曇、ダート:良)
 3レースの2歳A(ダート1600m、8頭立て)はラブディーバ(高松亮騎手)が1分41秒6で勝利。プリサイスエンド産駒で8戦3勝。
・金沢競馬場(曇、不良)
 1レースの2歳4組(1500m、10頭立て)はデロニクスレギア(吉原寛人騎手)が1分38秒4で勝利。フサイチホウオー産駒で8戦1勝。
・佐賀競馬場(曇、稍重)
 2レースの2歳5組(1300m、8頭立て)はタケノロマンス(吉田順治騎手)が1分26秒1で勝利。ダンディコマンド産駒で5戦1勝。

<11月3日(月)>
・川崎競馬場(晴、良)
 1レースの2歳3組(1500m、12頭立て)はキンシャサノキセキ産駒のグローリアスシエル(森泰斗騎手)が1分38秒4で勝利。通算2戦1勝。
 8レースの川崎若駒オープン(全日本2歳優駿トライアル、地方交流、1600m、11頭立て)はレイモンドヒッチ(戸崎圭太騎手)が1分45秒5で勝利。トワイニング産駒で7戦2勝。

<11月4日(火)>
・門別競馬場(晴、重)
 2レースの未勝利(1200m、8頭立て)はキャプテンスティーヴ産駒のセイスプライト(服部茂史騎手)が1分15秒8で勝利。通算9戦1勝。
 3レースの未勝利(1000m、10頭立て)はアイファーヨドヒメ(岩橋勇二騎手)が1分01秒8で勝利。サクラゼウス産駒で10戦1勝。
 6レースの5組(1000m、9頭立て)はラピス(伊藤千尋騎手)が1分01秒1で勝利。アドマイヤオーラ産駒で10戦2勝。
・金沢競馬場(晴、不良)
 1レースの2歳6組(900m、11頭立て)はスペランツァステラ(中島龍也騎手)が57秒1で勝利。ファルブラヴ産駒で8戦1勝。
 2レースの2歳5組(1400m、10頭立て)はジェイケイバゴ(尾島徹騎手)が1分31秒8で勝利。バゴ産駒で4戦1勝。
 3レースの2歳2組(1500m、8頭立て)はワールドウェーブ(桑野等騎手)が1分38秒6で勝利。カネヒキリ産駒で7戦2勝。